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北九州に巨大なスクラップ問屋がやって来た!!

週末2日間の主なスクラップの入荷状況です。

2/17(金)

主要3品目(ピカ・銅・80%1本線)計:約500kg、真鍮:約100kg、VA・雑線等:約150kg、鉄:約2.4t、特上雑品及びモーター:約1t、アルミ及びステンレス:約450kg etc

来客数:延べ25組、仕入総額:約100万円

2/18(土)

主要3品目(ピカ・銅・80%1本線)計:約1.5t、VA・雑線等:約350kg、鉄:約4.5t、給湯器及び特上雑品:約3t、アルミ:約500kg etc

来客数:延べ28組、仕入総額:約290万円

ご来店頂きましたお客様誠にありがとうございました。

今週1週間を振り返ると、全体的に比較的ゆっくりとした日が多かったように思います。年度末を控える今後は多少スクラップの荷動きも出てくるでしょうからその辺りに期待したいところですね。

話は変わりますが、今週とあるスクラップ問屋の営業マンが弊社へお越しになりました。この度、北九州営業所を新規出店の為、ご挨拶に来たとのこと。しかも2社も同時に・・・。😲

東北に本拠を構える非鉄大手のA社と関西に本拠を構え鉄を主力とするB社。2社とも「経営規模」という観点においては開業6年目の弊社とは比較対象にならないほどの歴史・伝統を持つ大きな会社です。弊社とはターゲットとする客層も商売のフィールドも異なる為、通常ならば利害が衝突することはなく、商売敵にはなり得ません。むしろ、今回のような来訪は本来ならば歓迎すべきもので、良好な取引関係が築ければ、互いにwin-winとなれる可能性が高いのではないかと考えます。とは言え、同業者間競争が激化し続ける昨今の状況においては、必ずしも好ましいことばかりではないのが実情です。

これは実際によくある事例です。例えば、スクラップの売買を行っている3つの会社(三角関係)があります。

A社はB社からスクラップを買い取り、B社から仕入れたスクラップをC社へ卸(販売)していたとします。このような取引の形が既に出来上がっている場合、C社が中間業者に位置するA社を経由せずにB社からスクラップを直接仕入れることは通常はまずありません。しかしながら、慢性的なスクラップ発生難(品不足)が続けば、当然各社とも生き残りを賭けてそれまで以上に営業を強化します。その結果、エンドバイヤーであるC社が知らず知らずの内にB社へ営業をかけて、自社の顧客でもあるA社の顧客を奪ってしまうという状況が起こりうるのです。結果、A社とC社の関係は修復不可能なまでに悪化、最悪、取引そのものが消滅してしまうことさえも・・・。

「一寸先は闇」のご時世です。過酷な競争を勝ち抜くためには、結局、自らがそれに耐えうるだけの力を貯えていく他ありません。時代のうねり、市場環境の急激な変化。小さな組織の成長がどこまで追い付いていけるかは分かりませんが、やるしかありません。もっとも組織の大小のみで屑屋としての優劣・勝敗が決まるわけでもありませんので、過度に恐れる必要もないのかなと・・・。

当然、自社には自社の良さがありますし、これまで以上に「お客様から選ばれる屑屋」になれるよう、気持ちを新たにした1週間でした。

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