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雑線買取における課題、今後の強化方針

本日(6/5)は日曜定休日ですが、ブログ管理人は休日中でも仕事のことが頭から離れません(笑)。昨日(6/4・土)も延べ33組(仕入総額は約165万円)のお客様がご来店下さいました。

ここ2日間ほどは雑線の入荷が特に多かった(2日間合計で約2.5t)のですが、ここは当店における今後の買取強化ポイントの1つかなと考えております。

今回、取り上げる「雑線(雑電線)」スクラップ。定義はアバウトかつファジーな部分が多いです。一口に雑線といっても内容はまさに「玉石混合」。比較的、銅の歩留が分かりやすく、価格提示がしやすい80%線や65%線、VA線などとは異なり、総じて品質が不安定という側面がございます。また、スクラップ輸出を規制する「バーゼル法」の観点から、多くのスクラップ業者では買取価格は多少安めに設定されているのが実情です。このように「雑線」は多少、取り扱いが難しいのですが、「スクラップ買取王」では今後さらに集荷、買取を強化していきたいアイテムの1つではあります。

昨日、大分県中津市からお越しのご新規のお客様もかなりの量の電線屑をお持ち込み下さったわけですが、この「雑線」に該当する線の査定は我々としても正直悩ましいところではございました。遠方から遥々お越し下さっておりますし、出来るだけの高価買取でお客様に還元できるように努めなければなりません。次回以降、お越し下さった暁にはよりご満足して頂くよう、課題と真摯に向き合っていく姿勢が求められます。買取業者の事情とお客様の顧客満足、このバランスを上手く取ることが今後はさらに重要になりますね。

現在、社内では将来的な「ナゲットプラント」導入計画が浮上しておりますが、まずは近い内にこれを実現すべきことが課題克服への第一歩になるかと考えております。これが実現すれば、雑線を始めとする電線屑の買取強化(買取単価・全体の売上高up)に繋がることは確実です。

とは言え、それなりのスペックのものを導入しようと思えば非常に高額な設備投資となります。西日本全体でも実際にこれを導入している業者はほんの一握りで数えるほどしかおりません。導入実績ではスクラップ業者よりも自動車解体業者の方が多いかもしれません。が、ここを避けては本当の意味での「(買取)王」は名乗れません。「王」の名に恥じぬよう、不断の企業努力を続けていくことが成長への近道となるでしょう。

最後に・・・

昨日、当店で祭ってある縁起物にまた新たな仲間が加わりました。皆様、宜しくお願い致します。

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