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【買取総額 500万円超】ボスが見せた「神」対応

【昨日3/25(土)の主なスクラップの入荷状況】

主要3品目(ピカ・銅・80%1本線)計:約2.4t、VA・雑線等:約2.3t、鉄:約13.5t、給湯器及び特上雑品:約2.3t、アルミ:約650kg etc

来客数:延べ40組、仕入総額:約510万円 ※ご来店頂きましたお客様誠にありがとうございました。

年度末も近づく中、スタッフ一丸となって1週間のラストを最高の形で締め括ることが出来て大満足です。来客数も久しぶりの大台(40組)達成。営業時間内に計上処理が追い付かなかった仕入もあり、実質600万近い金額にはなっているでしょう。今年、ヤード開設6年目を迎える弊社ですが、特にここ1.2年で根強いファン(=お客様)を本当に多く獲得出来たなと日々実感しております。

私が思うに、過去1.2年で会社として急成長を遂げることが出来た要因として、不断の営業努力は元より、弊社代表が掲げる「Win-Win」の重要性というものが挙げられます。

ビジネスマンの皆様には改めて説明の必要はないと思われますが、ウィンウィン(win-win)という英語は直訳すると「相手も自分も双方が勝ち」という意味で、経営用語では「取引をする双方どちらにも利益がある形態」を指します。日頃から良好な人間関係を築く上でもこの「Win-Win」という考え方、非常に重要なのですが、いざ実践するとなると口で言うほど簡単なものではなく、本当に難しいです。

我々が営む、金属屑買取業(スクラップ屋・屑屋)という商売ですが、ご周知のとおり、現在では同業他社が多数乱立し、限られた少ないパイを奪い合っている状況です。そのような厳しい経営環境の中で生き残っていくのは容易なことではありません。もちろん、それぞれの屑屋に特色があるのですが、極論を言えば、「どこよりも高く買い取れるか否か?」、ここに尽きます。自社の成長に伴い、大きな取引も非常に増えてきましたが、当然ながら、取引の金額が大きければ大きいほど、お客様が要求する満足度のレベル(=お支払いする金額)も非常に高いものとなります。お客様からのお問い合わせ(商談)に対して、内容を基に買取価格を提示するのはほとんどの場合、ブログ管理人である私の仕事なのですが、「王」を自称する自慢満々の買取り価格をもってしても、さすがに「百発百中」とはいかず、お問い合わせのみ(=取引不成立)で終わるケースも中にはございます。悔しいですけどね。😢

過去のブログでも触れたことがございますが、自社組織の役割分担を今一度整理。

①新家・・・お客様からのお問い合わせを受け、ご来店までの案内 ※野球に例えるなら、試合を作るスターター(先発投手)

②ヒロポン・・・来店されたお客様を楽しくもてなしながら荷降ろし、いい気分にさせる。※試合を繋ぐリリーフ(中継投手)

③社長・・・会計後のお客様としっかりとコミュニケーションを取りながら、自社のファンになって頂く。※試合を締めるクローザー(抑え投手)

普段は私やヒロポンの話題ばかりの偏ったブログになってますが、やっぱりそれじゃいかん!と言うことで今回の主役はボス(社長)です。

先日の出来事です。私(ブログ管理人:新家)は、弊社代表(社長:定松)と(会計を終えたお客様が帰られた後に)こんなやりとりをしておりました。この時もやはり、大きな金額の取引を終えた後でした。(↓

新家「社長、いいんですか?こんな単価付けちゃって。そりゃ、お客様は大満足でしょうけど、これってハッキリ言って完全な赤(=採算割れ)ですよね。」

社長「だろうね。わかってるけど、まあ、しょうがない。そんな時だってあるさ。」

新家「もちろん顧客満足はすごく大事ですけど、いくらなんでもさすがにこれはちょっと・・・本当によかったんですか?」

社長「ぶっちゃけ、無理してあそこまでの単価付けなくてもお客様は大満足で帰ったかもしれんね。でもそれはあくまで結果論。商売ってそんなに単純なもんじゃないからね。所謂『損して得取れ』ってやつかな。」

新家「・・・」

社長「もちろんボランティアじゃないんだから、取るべきところではちゃんと利益を取るよ。でも、目先の利益ばかりに囚われて商売の本質を見失っては元も子もない。そうやって失敗してきた経営者も沢山見てきたからね。腹を括る時は括らないと、顧客との信頼関係は生まれないし、縁なんて続かないと思う。綺麗ごとじゃなくてね。」

新家「確かにWin-Winなくしてビジネスは成り立たないですもんね。色々と考えさせられます。そう言えば、ウチの常連さんの中にも最近しばらく姿を見てない方けっこういますよね。このご時世、仕事が忙しい方ばかりじゃないですし、今は仕事が激減してしまって困っている方も実際かなり多いしょうね。」

社長「特にそういう人たちにとっては5円や10円といった単価の違いでも本当に大きいんだよ。些細なことは普段何気なく過ごしてたら気付かないかもしれないけど、お客さんは見てないようで実はそういうところとかしっかりと見てるからね。」

要約すると、こんな内容の会話でした。基本的に弊社の会計業務は私か社長のいずれかが担当しているのですが、この時、対応した社長の接客はWin-Winを超越したような凄味、経営者としての精髄を感じさせました。😲

う~ん、仮に同じことをやれと言われたら、多分、私には出来ません。(苦笑)

やっぱり、社長になる人の器は違うな!と感じた瞬間でした。

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