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「王」が掲げる3本柱。銅・アルミ・鉄!!!

今週もバタバタ続きであっという間の1週間でした。

【週末11/11(土)の主なスクラップの買取実績】

主要3品目(ピカ・銅・80%電線)計:約1.5t、真鍮:約200kg、VA・雑線等:約450kg、鉄:約4.5t、エコキュート(ヒートポンプユニット):約500kg、アルミ及びステンレス:約400kg、自動車用バッテリー(現在、「超」強化買取中!:約1t etc

来客数:延べ34名、仕入総額:約240万円 

1週間トータル(11/6・月~11/11・土)では来客数:延べ141名(23.5名/1日平均)、仕入総額:1,650万円(275万円/1日平均)と、少ない客入りの中で悪くない数字を残せたかなという感じ。また月間売上の途中経過(11/1~11/11)がここまで約3,750万円(税別)。今年は幾度となく過去最高記録を更新してきましたが、ここでもう1度、過去の自分を超えられるか、真価を問われる11月になりそうです。

さて、今回のブログのテーマですが、今後、「スクラップ買取り王」でさらに強化していきたいと考える3つの注目アイテムを取り上げます。数ある金属屑の中でもこの柱となる3商材はおそらくスクラップ業界全体でもさらに争奪戦がヒートアップしていくものと思われます。単純に強みとなる商材が1つ2つと増えれば、特定の商材への依存度が低減し、リスク分散が可能になるというのは相当大きいです。(もちろん、それは簡単なことではないのですが・・・)

まずは当店の「超」主力商材でもある銅及び銅系スクラップ(真鍮等の銅を含む合金や電線屑など)について。

言わずもがな、スクラップの王様でもある「銅」。歴史を紐解いても人類と銅との関わりは非常に深く、金や銀などの貴金属を除けば、身近にある金属の屑物として最も高値で取引されており、その存在感は別格です。弊社が創業したての間もない頃、手探りの経営を続けていた中で活路を見出すきっかけとなったのもこの「銅」でした。現在、1kg当たりの価格が1,000円を優に超える「銅」はとっても高額です。とは言え、今は「銅」だけじゃなく、あらゆる金属屑が一昔前に比べて暴騰している状態なんですけどね・・・。とりま、今までもこれからも「スクラップ買取り王」は「銅と共に生きる!」ことをお約束します(笑)。よって銅系スクラップをとにかく高く売りたい、どこよりも高く買い取って欲しいという方は是非当店まで!

続いて「アルミ」スクラップ。一般生活にも広く浸透しており馴染みの深いスクラップですので、知らない人はまずいないくらいメジャーな金属屑ですね。ここ最近、弊社に営業目的でお越しになる同業者様も皆口を揃えてこうおっしゃいます。「ウチでは今、特にアルミを集めています。とにかくアルミが欲しいのです。是非売ってください。」

そんなアルミは今、屑屋界隈のみならず、高騰し過ぎた「銅」に代わる代替原料(電気伝導体)として、メーカーや商社など産業界全体において非常に注目を集めております。最近では電線やエアコンの熱交換器(ラジエーター)など100%アルミを使用した素材も多くなってきました。アルミが「金属リサイクルの優等生」と言われる理由とは・・・

・銅に比べて原材料コストが遥かに安い(概ね1/4~1/5程度)にも関わらず、高い電気伝導率(電気を通す性質を指す指標:銅の約60%)を誇る。

・銅に比べて比重が軽く、そのため加工が容易である。

・天然資源(ボーキサイト)、市中スクラップともに「鉄」に次いで発生量が多いため、安定的な供給が可能である。

今現在、当店では(アルミ缶を除く)ほぼ全てのアルミスクラップ(アルミサッシ、アルミホイール、アルミガラ、アルミ印刷版等)を取り扱っておりますが、「よりアルミが必要となる時代」はもう既に迫って来ている現状です。ウチもプレス機の購入を検討しなきゃいけない時がくるか!?(;^ω^)

そして最後に取り上げる「鉄」。業界のYouTuberであるF社長の「地球は鉄で出来ている」という名言はあまりに有名(笑)。それほど人々の生活にも密接に関連している最もメジャーなスクラップですね。屑屋の常套句でもある「鉄・非鉄金属買取り」という文言に代表されるように全ての金属屑は「鉄」と「(鉄以外の)その他大勢」に区分される。王道を意味する「鉄板」という言葉はこれが由来となっている。つまり、スクラップ屋の看板というのはあくまでも「鉄」なのである。「鉄」の買取単価が高ければ、その他(非鉄)もきっと高いのだろうという印象をお客様は抱くであろうし、また、その逆も然りである。さらに鉄の発生量は屑屋にとっての景気のバロメーターでもある。解体業者さんなどに勢いがある時は多くの鉄が集まるが、不景気になれば非鉄はおろか鉄すらもなかなか入ってこないものである。

より鉄の取扱量を増やしたいと思う反面、まだまだ鉄スクラップの買取強化に関してはアピールが足りないのが現状。銅系スクラップの買取では十分な市民権を得られたと感じる一方、鉄に関しては、未だに「えっ?定松さんとこって鉄も買い取り出来るんですか!?てっきり銅や電線だけかと思ってました。」なんておっしゃるお客様も実は少なからず存在します。Σ( ̄ロ ̄lll)

実際、当店では鉄よりも銅や電線スクラップの入荷量の方が多い日も少なくないのですが、これはさすがにショックでした。あまりアピールはしてませんけど、鉄も一般的な同業他社に比べれば「けっこう高い方」だと思っていますので(苦笑)。

屑屋としてさらに売上高を増やしたいと考えた場合、(最も発生量の多い)鉄の取扱量を増やすのが一番手っ取り早いんです。事実、自社とは桁違いの売上高を記録している大手の同業他社は全て「鉄」を主力商材として扱っているところばかり。いずれも歴史・伝統のある名だたる会社名がズラリ。それはもう月に何千トン、何万トンというような膨大な量と金額です。限られたパイの中でただでさえ薄利多売の商材を各社とも利幅を削りながら奪い合っているという状況です。要は鉄ってスクラップの王道であるが故にあまりにも巨大な競合が多過ぎて、資金やコネといったよほどの武器が無ければ、同じフィールドで戦うことなどまず「不可能」なんですね。

必要な設備投資もパッと思いつくだけで・・・

・大型トラック(複数台)

・リフティングマグネット

ギロチン

・広大な敷地 

やはり、どうしても資金面がネックになりますね。何億かかるか見当もつかんし、金がいくらあっても足りないわ( ̄▽ ̄;)。

ぶっちゃけ、銅やアルミならWEBや広告を中心とした「イメージ戦略」を駆使すれば、ある程度は集められそうな気がしないでもないですが、鉄は・・・。まあ、仮にそれが実現すれば、少なくとも私が現役でいる間はウチの会社はおそらく安泰でしょう(笑)。

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